谷中ハチ助のブログ

登山、読書、ベイスターズ情報を谷中からお届けします

登山

大月駅から高川山に登る

先週の登山でバスが運行していない痛手にあい、大月駅から高川山に登り、初狩駅へ抜けるルートを歩いた。新緑の季節、まばゆいほどの光が山道に充ち溢れていた。山頂からの富士山もいつにもまして、誇らしげ。カタクリも可憐な花を咲かせ、山は充実の時を迎…

笹子雁ヶ腹摺山に登る

笹子駅から笹子雁ヶ腹摺山に登り、甲斐大和駅を目指した8時間。さすが秀麗富嶽十二景、青富士に見守られながらの縦走がうれしい。尾根から吹き上がる風が背の汗を拭い落としてくれる、ミツバツツジの鮮やかなピンクが初夏の訪れを告げていた。虫たちの動き…

甲府で太宰治ゆかりの喜久乃湯温泉に浸かる

大蔵経寺山を降り、甲府駅への道すがら喜久乃湯温泉で汗を流す。ここは太宰治が近くに住まい、新婚時代に足繁く通った歴史ある湯。銭湯なのに源泉は天然の温泉、40℃を切るぬる湯は眠りを誘う極楽の湯。熱湯やドライサウナもあり、太宰を忍ぶことができ、大満…

山梨百名山、大蔵経寺山を登る

山梨百名山、大蔵経寺山を石和温泉駅から登る。桜に富士山の春の風景に穏やかな心地す。道中標識少なく、幾度となく路迷うが、山行きは快適そのもの。唯一、最後の下りは躊躇われるほどの急勾配。なんとか甲府駅最寄りの武田神社に降り立ち事なきに感謝した。

大山三峰山下山後、廣澤寺温泉玉翠楼へ

大山三峰山下山後は、麓の廣澤寺温泉の一軒宿、玉翠楼で汗を流す。強アルカリの滑らかな泉質に浸りつつ、麗らかな里山を眺めれば、登山の疲れも吹き飛んでしまった。日本人に生まれてきてよかった。

ウィルスにも負けず大山三峰山へ

昨日は病原体に負けない体づくりを目指し今週も山へ。神奈川県清川村の大山三峰山を巡る。鎖あり、梯子あり、渡渉あり、崩落あり、隧道ありの冒険心を掻き立てるコースにあくせく。お日柄もよく、大量の発汗が心地よい。下山後は大群生のミツマタの甘い香り…

登山を断念し、都心の温泉へ

雨天で登山断念の鬱憤晴らしに志村坂上のさやの湯へ♨️都内にも関わらずしっかり天然温泉、岩盤浴でデトックス、湯上がりには純和風庭園を眺めながらの十割蕎麦に舌鼓案外身近なところに、やすらぎの場があるもの。とはいえ、山にいくにはやはり晴れてほしか…

新田次郎「縦走路」を読んで

新田次郎「縦走路」を読了。美人女流登山家を二人の山男が熱をあげる。やや時代かかったきらいもあるが、いつの頃も同じような三角関係はあるのかも。にしても、氏の小説は人間はあくまでも従。山々こそが主であり、微に入り、細を穿つ描写で、雄大で圧倒的…

高水三山下山後、VERTEREで一人反省会

高水三山下山後に、奥多摩駅前のVERTEREへ。ここのクラフトビールは逸品だが、それ以上に良いのがフード。今回は調子に乗って、フライバスケット1.300円をオーダー。チキンはジューシー、フィッシュはサクサク、下敷きポテトはやんわり。食べ過ぎだが、これ…

宝登山下山後に蕎麦

宝登山下山後に、長瀞駅前の押し花茶屋「華」で手打二八蕎麦を食す。店内は花見客でいっぱい。それもそのはず、ざるそば600円をはじめ、価格は良心設定。観光地なのだから、もっとってもいいのに。おかみさんも愛想よく、蕎麦ものどこしよかった。

蝋梅満開の長瀞・宝登山へ

蝋梅咲き誇る宝登山へ。秩父鉄道長瀞駅、宝登山神社に参拝し、整った道をラクラク、わずか1時間強で登頂。ロープウェー山頂駅前から歩けば、匂い立つ梅林の中。鼻を近づけずともこんなに薫るなんて!うららかな日和に思わずほっこりでした

筑波山下山後は、筑波山京成ホテル天空の湯へ

筑波山下山後は、麓の京成ホテル天空の湯へ。その名のとおり、露天風呂からは山並みと関東平野が望め、優雅な心地で汗を流すことができた。今回はつつじヶ丘方面に下山したが、筑波山神社にも日帰り温泉は多数所在。つくばエクスプレスとセットになった切符…

日本百名山 筑波山に2度目の登頂

小春日和を常陸路から駆け上がった3年ぶりの筑波山頂。見晴るかすは田畑のパッチワークの先に白嶺の富士。名物ガマの石をはじめとした数々のゴツいモニュメントたちに物語あり。低山なれど日本百名山、ケーブルカーを使わぬルートはなかなかの登りごたえであ…

大月市岩殿山へ登山

昨日、山梨県大月市の岩殿山へ登山。生憎の曇天で山頂から秀麗な富士山は見えず。山道も、ぬかるみ甚だしく、岩殿山というよりも岩泥山。がしかし、難攻であったらしい山城の痕跡は隘路、鎖場、急峻な坂とそこかしこに。駅からそのまま登れてアクセスもよし…

八王子城跡から堂所山へ新雪を踏みしめる

北条氏壊滅の地、八王子城跡から高尾山の裏庭、堂所山へ。昨日の降雪で、東京には珍しく、ふかふかの新雪を踏みしめての山行でにやけてしまう。晴天にもかかわらず、山中は木々からの雪解け水でぐしょ濡れに。おかげでコースタイムはスローに。7年勤務した八…

秩父・破風山下山後に満願の湯へ

秩父・破風山での疲れを癒しに、満願の湯へ♨️湯殿は広々でゆっくり足を伸ばせて極楽。露天風呂からは奥長瀞の山肌が眺められ、山情緒溢れる。強アルカリ泉でお肌もすべすべ。どこか似てると考えたら奥多摩の数馬の湯を一回り大きくしたと思い至った。100%源…

無雪の秩父・破風山へ

雪のない低山を求めて秩父・破風山へ。朝からの低温につき、山頂でも毛糸帽。眺望の武甲山は秋の台風の影響で登れず。標記が6,000m超えに見えるのはご愛敬。午後は晴れてぽかぽかで皆野アルプスを快歩。望みどおり雪は1mmもなし。https://twitter.com/yanaka…

日本百名山天城山系を縦走 

年明け一発目の登山は伊豆。日本百名山の一つ、天城山へ。天候に恵まれ、気持ちの良い山行に。ぬかるんだ路面と巨岩の連続では、所々悪戦苦闘も。とはいえ、この時期雪が皆無の縦走は南国伊豆の温暖な気候の賜物。時折垣間見れる相模湾が見目に優しい。今年…

【登山】丹沢山③一泊二日の縦走 日本百名山

東の宮ヶ瀬湖から西は西丹沢ビジターセンターまで。丹沢の東西をぶった切る歩きは、距離22.7km、活動は14時間半に及んだ。 初冬の山は終末にも関わらず、静かで、舞い散った落ち葉をキュッと踏みしめる音、足の重みで小枝がパキパキ折れる音が枯れ山に響き渡…

【登山】丹沢山②みやま山荘 日本百名山

今までで一番旨い山小屋の夕食だった。 メニューは鉄板焼き。牛肉、タマネギ、カボチャ、ピーマン。鉄板にオイルを垂らし、固形燃料でメラメラ燃える鉄板に油がジュウジュウ弾け飛ぶ。焼き目の付いた肉が噛むと肉汁が溢れ出す。慌ててご飯をかきこむ。中には…

【登山】丹沢山①出発 日本百名山

なるほど、面白いかもしれない。 同僚の提案に、いつしかと温めていたプランを実行する。一泊二日宮ヶ瀬から西丹沢ビジターセンターへ西から東へ丹沢山塊を貫くルートに挑む。 丹沢の主脈としては、丹沢山の北、相模原市側を取付口として入ってくる丹沢主脈…

【登山】晩秋の雲取山③もえぎの湯のスタンプカード 日本百名山

一泊二日の山行の汗を流すべく、奥多摩駅近くのもえぎの湯へ。 もえぎの湯といえば、今さら紹介するまでもないと思うほど、登山客でない観光客にも利用者が多く、オンシーズンには入場規制が出るほど。 しかし、もえぎの湯を利用するリピーターの多くは知ら…

【登山】晩秋の雲取山②登山ルート 日本百名山

別ルートとはいえ、2度めの雲取山で、軽く見ていたフシがあった。 そうすると、たいてい痛い目にあう。今回は1日目の丹波からサオラ峠、それから2日目の三条の湯から雲取山頂へのルートがしんどかった。 特に後者は宿を出発してからいきなりの急登が30分以上…

【登山】晩秋の雲取山①三条の湯 日本百名山

先週末のこと。 三条の湯に泊まった。温泉付きの山小屋である。東京都最高峰の山、標高2,017mの雲取山に登るのなら、私は迷わず三条の湯を勧める。 三条の湯に投宿するのは今年5月に引き続き2度めだ。こんなに間を置かずに再訪する宿も初だし、年に二回泊…

【登山】那須岳④宇都宮餃子 宇味家/日本百名山

登頂出来なかった那須岳の帰り、乗り換えの宇都宮駅で降りて腹ごなし。 駅の外のみんみんを覗いたら、夜7時前60人満席というのに暗闇の店外に50人はあろう長い行列。こりゃあかん。確か駅ビルにも餃子店は入っていたはず。引き返してみると、2店あった。 餃…

【登山】那須岳③小鹿の湯 日本百名山

とほほな撤退を余儀なくされた那須岳だが、落胆をすべて帳消しにしてくるくらいいいこともあった。それが温泉だ。 ご存じの方も多かろうが、那須岳は活火山であり、その殺生石などの殺風景な山景色は、火山活動の結果、植物の植生には厳しい環境であることか…

【登山】那須岳②撤退 日本百名山

スタート時の小雨は、雹、霙、小雪と、次第に体積を増していく。それにつれて、山道もまた、笹の緑、泥んこの土、雨滑らしの石、木々を覆う雪へ景色を移り変わらせていった。 大混雑の避難小屋でカップ麺とおにぎりで早めの昼食にする。この先、風雪を防ぐ適…

【登山】那須岳①出発 日本百名山

冷えてくると温泉が恋しくなる。底冷えする山中においてはましてや。山に登り、温泉宿に泊まる。そんな都合のよい話はなかろうと探していたら、あるのだ。しかも、徒歩でしか行けない山奥に二軒だけポツンと。 今シーズンは来週で店じまいという。これは行く…

【登山】甲武信ケ岳④はやぶさ温泉 日本百名山

西沢渓谷に下山し、塩山駅へ後10分。放光寺入口で降りて歩くこと10分。川沿いの大きな看板にその名が刻まれていた。 はやぶさ温泉。隼の漢字読みが難しいから、ひらがなにしたという心遣い。 入ってみれば、まさかの源泉かけ流し。シャワーも引用も全てかけ…

【登山】甲武信ケ岳③甲武信小屋 日本百名山

良い小屋だった。 定員150名に対し、この日は50人。ちょうど一人に布団一組であったから、本当の定員は50人だろう。前日(11月2日)は100人近かったというから、考えるだに恐ろしい)。小屋自体は伝統的なそれであったが、丸太の重厚感があって…