谷中ハチ助のブログ

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【登山】<ワタスゲを探して>東武日光〜赤沼〜戦場ヶ原〜湯滝〜湯元温泉 

    北千住から特急けごんで、豪華な車両に浮かれつつ、一路日光へ。

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   よっしゃ、着いた!と東武日光駅改札を飛び出したらまさかの雨。予報は晴れだったのに。。。小降りだからしんしんと冬のような寒さに、バス停でダウンジャケットを羽織る。

 

 1本目は満席( 一一)2本目のバスでようやく出発!つづら折りのいろは坂を越え、標高千メートルの緑の山を駆け上る。トンネルを抜けるとーーーーそこは晴れの山並みが広がっていた。よもやの天気の急変に髪は我らを見捨ててなかったと大喜び。

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 赤沼バス停からいざ出発!戦場ヶ原へ川のせせらぎが心地よい。包み込むような緑が日々の雑多を忘れさせてくれる。あれ、こここんなにいいところだったっけ。10年前の秋に当地を訪れたことがあった。あのときは秋の9月。うすら寒くて凍えてた。印象というものはどうも天気に左右されるものらしい。

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 木道をしばらく行くとお目当てのワタスゲが群生が見えてくる。しかし、近くて遠い。木道を逸れて地面を歩くことはできない。距離は3メートルくらいある。もどかしい。

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 我慢して少しばかり先を行く。すると・・・一面の真っ白なワタスゲが広がるスポットに!男体山を背景に素晴らしい、これぞザ・ハイキングという風情だった。写真を撮りまくる。6月のこの時期に標高の高い湿原でしか咲かない可憐な花。タンポポの羽が一回り小さくなった印象。

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 手の届くところで、こっそり触ってみたところ、何も感じないほど感触が無かった。あまりの軽さだったからだろうと推測。

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 この後も、湯滝へ抜ける木道をのんびりと進むと水中に咲く黄色い花芯に白い花びらをあしらったバイカモをみかけたり、木道をアゲハ蝶が集団で舞っていたりと、楽園のような風景が続き、ジブリの世界にいるような素敵な森林浴を愉しみましたとさ。

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 意外と、湯滝までの距離が長かったけれど、昇りといえるほどの傾斜は全くなかった。けれども、湿原に立つ木道はしっとりしているし、雨の降りやすい土地柄なのだろう、ぬかるみも多かったから、ローカットでも登山靴を履いてきて正解であった。

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 湯滝から先は、湯の湖を沿って歩く遊歩道が続き、30分ほどで湯元温泉へ。軽井沢のような風情なのに、おしゃれなお店やお茶をするところがほとんどなく、もったいない。泉質は一級。使ったお湯の硫黄臭さは、3日間はとれず。。

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最後にクリンソウをパチリと撮れて満足。風ぐるまのような面白い花だった。
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〇お勧め度☆☆☆☆

〇難易度☆

〇歩行距離8km

〇時間5時間(休憩1時間含む)