【新世界】賑やかしやこの街は
先月の備忘録をひとつ。
惨敗した甲子園(阪神戦ではなく選抜高校野球)の翌日、四天王寺に参って、腹ごなしに新世界へ。
最寄駅は大阪市営地下鉄御堂筋線の動物園前駅。駅構内はなぜか動物園の背面からの写真ばかり。どんな意図があるのかわからないが、斬新な見せ方に驚きを禁じえない。
通天閣への道は商店街になっている。通称ジャンジャン横丁。正式名称南陽通商店街は、戦後、店々から呼び込みのための三味線や太鼓の音がジャンジャンと響いていたことからその名がついたといわれる。今は呼び込みこそなくなったが、そこかしこの、串揚げ屋、お好み焼き屋、おでん屋、喫茶店に行列を連ねていて、往時にもひけをとらないであろう賑わいがあった。
映画「王将」の由来となった阪田三吉由来の地ということで、将棋を指す場も何箇所か見られた。
ここだけに限らないが、怪しいガチャガチャも。中には何が入っているのだろう?
ここにきたからには、本場の串カツをと念じて物色するも、てんぐ、八重勝、だるま。人気店はどこも長蛇の列。諦めかけてアーケードを抜けると、名店横綱が。ここは多店舗展開のため、並ばずして入れた。
手始めに味噌味のどて焼き、それから、定番チーズ、牛、アスパラ、山芋…たくさん頼んだのだけど、どれも揚げたてでうまかった。中でも特筆すべきは紅生姜。ここのは大ぶりで、酸味と辛味のバランスがよく、一押し。まあ、ここでなくてもうまいのかもしれないけど。ビールも進んだ。
関西に勤務したら確実に太ると思う。