2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
フランスでベストセラーのミステリー。 日本のそれにはないソフトタッチ。しかし、息もつかせぬ展開。フランス、アメリカを行き来し、ドナルド・トランプまで!時事ネタもふんだんに盛り込んでいて、ありそうかもと思わせるストーリーと、仕掛けがふんだんに…
登山を開始して初めて同僚のお誘いを拝受し、同行二人。彼の運転で西丹沢へ。未知なる遭遇に期待を高鳴らせる。 麓の葉葉の色付きにこれだけでも来た甲斐があっだと思う。 登山道に入り急登が続く。離れないように彼の背中を追う。トレッキングポールをお借…
精神的な痛みを生まれつき持たない女医が、後天的に肉体的な痛みを感じなくなった男を診察する。そこからふたりの関係は変化し続ける。 人間という主体があって、痛みを感じること、これを避けることが当然の前提となっている世界を、むしろ痛みが主体で、人…
まぶたが腫れぼったい。二日酔い気味のからだを鼓舞しつつ飯能へ。 天気予報が良い意味で期待を裏切ってくれ、登山道へ向かう。名栗川沿いの舗装路が長いのがちょっと不満。 50分もアスファルトを歩き、溜まったフラストレーションを石道が足裏を慰める。あ…
私が、JALに乗るときの最大の愉しみは機内誌「SKY WORD」で連載中の浅田次郎のエッセイを読むことである。 本作はそのエッセイをまとめた第2巻であり、最新作は4作目が絶賛発売中である。 ... 浅田次郎は愉しい人である。ユーモラスである。自らのハゲ…
登山に凝り始めて一年が経つ。日帰りで行けるところはだいたい行った気がするが、もう一度行ってみたいとすぐに思い当たるのは、3、4に過ぎない。その中のひとつに再来してみた。 朝7時半。甲斐大和駅から臨時のマイクロバスに揺られ、日本100名山の一つ、大…
バターの話である。 断っておくが、空腹時に読まない方がいい。自然、唾が口中に溜まり、食欲を増進する。私は帰りがけに電車中で読書するのが常だが、本書を読破した数日間、モノを口に入れずに家に辿り着くことができず、駅から降りて思い当たるレストラン…
東武東上線終点からコミュニティバスに揺られて奥秩父へ向かう。途中和紙の里、道の駅で小休止。木目調の外観でなかなかモダンな造り。ここでハタと帽子の忘れに気づく。夏なら致命的。ままよと登山口へ。 舗装路を経て、山道へ。2週間ぶりなのに、土の感触…