【グルメNo.10】 スパイスカレー青藍のスパイシーチキンカレー定食/高円寺
香り高く匂い立つ。噂に違わぬ旨さだった。
高円寺駅北口を出て商店街を歩くこと10分弱、早稲田通りに突き当たる手前にその店はあった。派手な看板があるでもなく、一度は見逃して通り過ぎてしまった(失礼)
お店の前でお姉さんが立ってる。促され、ボードに名前を書く。14時のお昼の部最終回。あと35分もある。3分後にきたカップルは断られた。間一髪セーフ!
時間があるので、商店街をぶらつく。車は通れないだろう幅3メートルもないほどない歩道の両脇に100はあろう商店が軒を連ねる。賑わっていて生活感がある。暮らしやすそうだ。
定刻の10分前に到着し、お姉さんから品の説明を丁寧に受ける。定番らしいスパイシーカレー定食に決め、手づくりと聞いたラッシーとあわせ、店内の販売機で購入する。
店内はカウンター席のみで、13席。ややうす暗い店内にミスチルがかかってる。店主がコンロに、皿の盛り付けにと、忙しく立ち回っている。
先に運ばれたラッシーを啜る。バニラが入っているのか、ほんのり甘い。
5分もしないうちに、カレーが運ばれてくる。サフランライス、ムラサキキャベツ、白菜、カレーに散らしたパクチーと色とりどりだし、盛りだくさん。食べる前からテンションが上がる。
カレーを口にして、なるほどと思う。今まで食べたどのカレーとも違う。スパイスが主役なわけだ。辛みもヒーヒーするような類ではなく、微かにピリリとするほどだ。カレーライス、惣菜の交互に食べれば、リズムというかハーモニーが楽しめる。それゆえの定食なのだろう。
食後、店主に挨拶した。実は大学のサークルの4つ上の先輩なのだ。初対面にもかかわらず、サークルの誰々が食べに来てくれたなどと、気さくに会話に応じていただき、名刺交換もしていただけた。こうした繋がりは本当にありがたい。
気持ちよく、店を後にした。次回は平日に来て、平日限定のポークジンジャーキーマとポテサラにも挑戦してみたい。