谷中ハチ助のブログ

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【ふるさと納税No.8】 うめ屋の和風だし/福岡県宗像市

 

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かれこれ20年以上前になるが、上京して驚いたうちの一つが、汁物のだしをカツオで取ると聞いたことだった。

 

地元では、あごだしが前提であった。あご、と聞いてピンとくる人は西日本出身か、食通かではなかろうか。

 

あごというのはトビウオのことであり、これを焼いて煮出した汁をいう。香ばしくて、臭みがなく、うどん・そばなどの麺ものや、筑前煮、味噌汁、焼きナス、風呂吹き大根。要はおよそ出汁をとる料理であれば、なんにでもあうのだ。

 

うめ屋ではあごだしを袋状のパッケージにしていて、使い勝手をよくしている。料理下手なわたしでも、風味が欲しいな、一手間ほしいというときに、利用させてもらってる。

 

優しい風味なので、味が激変することはない。加えたとすれば、上品さでないかと自負している。

 

北部九州では、トビウオがよく採れる。私も玄界灘でよく釣り竿にかかっていたのを思い出すくらいだ。水上を元気よく飛び跳ねる姿は、魚らしからぬ、衝撃的な絵図で、見るものの心を躍らせる。

 

けれども、捕らえられ、調理されるときは、食するにも加工するにも邪魔で、無惨にも毟り取られる。

 

あごは姿かたちに特徴があり、出汁にするほどよく採れ、味もよい、存在感のある魚だ。  

 

五島列島では、あごでうどんを食う、五島うどんというのが名産らしい。

 

あごだしは未体験という方、最近は関東でもよく見かけるようになった。是非お試しあれ!