【登山No.44】 初狩駅〜檜平〜滝子山 標高1,620m〜曲り沢峠〜景徳院〜やまと天目山温泉〜甲斐大和駅前 雅
雪を期待して、1,500m越え。しかし、99%方雪はなく、ガッカリしました。軽アイゼンもっていったのに。
初狩駅を出て、現世とのいっときの別れを惜しんで
ローソンへ。カフェラテで温まっていたら、店長から、「滝子山熊でるよ。」マジすか。結局出なかったけど。
衝撃のローソンから30分で登山口へ。ここから、2時間、檜平までは、ほのぼのとした登りが続き、せ我が世の春を謳歌した。ずっとこうだと良かったが、そうは問屋がおろさなかった。
檜平で初めて荷物を降ろし、コーヒーブレーク。見事な冠雪の富士山を眺め、心晴れ晴れ。
ここからの高低差300mが胸突き八丁だった。頂上の手前はいつも苦しい?
艱難を乗り越え、滝子山頂へ。杓子山、御正体山、檜洞丸、近隣の山々の雄姿が一面に見渡せる。登頂して良かった。隣り合わせた年配のご夫婦が仲睦まじい。かくありたいものです。
いつものことだが、下りは難渋した。わずかに残る雪で、ぬかるみに足を取られる。避けられず、靴はドロドロに。ところどころ落雷?倒木してるし。やりきれん。
曲り沢峠でルート道荒れの標識、落胆するが、恐れていた崩落はなかったが、別の悲劇に襲われた。
午後になっても、ダウンを着込み、ネックゲーターを装着するなど、まだまだ春本番は遠いことを実感した。
山道の終着に景徳院。ここは武田勝頼終焉の地。厳かな雰囲気が境内を包んでいた。
さあて、すぐに温泉だと、浮かれて田の湯へ勇んで行くと、なんと本日休みの掲示。ネットではそんなの出てなかったのに。これ以上の無駄足は願い下げたく、営業中を電話で確認して、やまと天目山温泉へ。アスファルトを40分ひたすら登り最後の気力を振り絞って到着した。
ここの温泉が実に良かった。アルカリ泉で、狭い露天と、加温の寝湯とジェット風呂、31.9度と低温の源泉とこぢんまりしていたが、なんだかとっても落ち着けるのである。どこがどうというのは難しいのだが、飾り気の無さが魅力だろうか。源泉と加温に交互に入り、すっかりいい気分で寝入り寸前だった。
お腹が空いていたし、16時台の半端な時間帯だったが、甲斐大和駅前の雅が営業していてくれた。お通しの辛味噌付き奴とビールで、ほっと一息。天そばとレモン酎ハイで満腹。これだから、山麓ご飯はやめられない。今日もお疲れ様でした。
◯活動時間 7時間20分
◯歩行距離 16km