谷中ハチ助のブログ

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【我が家に春の訪れ】 ジンチョウゲ、ミモザの開花

 

f:id:yanakahachisuke:20190226180056j:image端午の節句が近づくと、甘酸っぱい香りが夜気に込められる。その正体はジンチョウゲの花だ。我が家の猫の額にも、賑わいの季節を告げてくれる。

 

f:id:yanakahachisuke:20190226180433j:imagef:id:yanakahachisuke:20190226180121j:imageこのジンチョウゲは、近くの防災広場で、2年前の秋、配布していたものだ。頼りなく、細腕を伸ばしていた枝は、今私の膝丈まで成長して、20を数える花が今や遅しと開かんとしている。さすが東京、太っ腹。毎年のように鉢植えサイズの手頃な木々を無料で配布しているらしい。同時期にブルーベリーもいただいた。今は目立たないが、夏頃は一つ、二つと青い実を涼やかに実らせて、秋には色づいた葉がしっとりとした潤いを与えてくれていた。都は緑少ない路地に、せめてもの賑わいを、と手を差し伸べてくれている。

 

f:id:yanakahachisuke:20190226181141j:image目線をもう一つ手前の猫の額に向ける。こちらはサイパンレモンとランタナが競い合うように、幹を太くしている。サイパンレモンは、

私の背を捉えて抜き去り、今や高さや2mはあろう。実をつけた状態で購入したが、売らんがためふんだんに栄養を与えられていたに違いない。私の不精のせいか、ここ2年は結実していない。話によれば、たわわに実るのに、10年の歳月を要したとも聞いた。気長に待とう。

 

ランタナは繁殖力の強さに目を瞠るものがある。道端や玄関先を塞がんばかりに、我がもの顔で謳歌する。耐えきれず枝を切るがすぐに伸びる。いたちごっこが続いている。

 

f:id:yanakahachisuke:20190226180149j:image我が家の猫の額には植えられないが、ご近所のレンガ造りの家には大振りのミモザが黄色の花をフサフサに咲かせていた。そんな黄色を見ていると、花粉症で塞ぎがちなこの時期も元気になれる。近づいて凝視すりと、花が丸っこいのに気づく。かわいらしく、コロコロしている姿に癒され、今日もようよう通勤する。