【登山】晩秋の雲取山①三条の湯 日本百名山
先週末のこと。
三条の湯に泊まった。温泉付きの山小屋である。東京都最高峰の山、標高2,017mの雲取山に登るのなら、私は迷わず三条の湯を勧める。
三条の湯に投宿するのは今年5月に引き続き2度めだ。こんなに間を置かずに再訪する宿も初だし、年に二回泊まるのも初めてだ。それくらい気に入っていた。
改めて泊まってみて、ますます心惹かれる宿になった。折に触れて訪れたいとの年を強くした。
天然温泉を薪で温めた柔らかな湯に浸かるのはもちろんだが、食後のひととき、初代が開闢して半世紀になるというこの小屋を3代目がギター片手にしみじみ歌う。吉田拓郎、中島みゆき。私は朧だが、同年代と思しき客達は唱和する。私も含めて初めて会ったばかりかもしれない人ばかりなのに、妙に連帯感があった。
この日も声出ししていた山ちゃんが、アボリジニー由来の大地の声のような低温を響かせディジュリドゥにトライしてくれたのもよかった。
山小屋がもてなす側ともてなされる側の垣根を取っ払ってくれた。そんな柔和な空気すら感じ取れた。。
翌朝、再び元気に踏み出せる。そんな活力をこの宿で得た。