谷中ハチ助のブログ

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【働き方】変えたい日本人の働き方

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 私の友人に、パリ在住のホテルマンがいる。誤解の無いよう言っておくが、生まれも育ちも日本生まれの日本育ち、生粋の日本人である。訳あって、今はパリに住んでいる。

 

 その友人曰く、フランスでは、最低2週間の連続休暇が法律で義務付けられているという。皆さん、最高ではなく、「最低」ですよ、「最低」。しかも、通常は3週間が望ましいとされ、これを下回る場合は、雇用主に被雇用者が連続して休めない理由を説明しなければならないのだ。休暇を与えない雇用主には厳しい罰則が科される。

 

 もちろん彼らフランス人は、この連続休暇を100%消化する。権利であり、義務であるからだ。こうした連続休暇を取得することで、心も体もリフレッシュされ、また仕事に復帰できるのだ。もちろん、チームの中で連続休暇を取るメンバーがいるときは、職場は目が回るように忙しくなるが、そこは皆が休暇を取るのだから、お互い様の精神が発揮され、頑張るとのこと。

 

 翻って、我が日本はどうだ。ようやく働き方改革が緒に就いたばかりで、まだ長期休暇の雇用は議論も始まっていない。ふだんは有休を1日とるのでさえ躊躇われ、長期休暇は夢のまた夢ということだろう。情けない限りだ。連続して2週間以上ののんびりした休暇があれば、そこまで何とか頑張ろうと私なら思える。そうであれば、鬱の人も、ひいては仕事で自殺する人などぐっと減るのではないか。

 

 長い人生、ご褒美のような休みが欲しいと何度思ったことか。日本にも一刻も早く長期休暇が導入されてほしいと願ってやまない。