【グルメNo.11】 麺屋 ふじ田の角ふじ(並盛)/日暮里
たまに無性に食べたくなるものの一つが、二郎系ラーメンである。
何じゃそりゃという方のために一言で説明すると、背脂たっぷり、太麺こってり、モヤシやキャベツを野菜と呼ぶ、ボリューミーなラーメン店、ラーメン二郎とその系譜に連なるラーメンのことである。
30代に、ラーメン二郎では、名高い⁈西武池袋線ひばりヶ丘に住んでいたため、すっかり馴染んでしまったのだ。
それゆえに、彼の地を離れてからも、何月かに一度は二郎の呼ぶ声に導かれてしまう。まさに今日がその日だったらしい。
まさか、最寄り駅の反対側に所望する麺があるとは信じられず、検索結果を疑ったほどである。
真偽のほどを確かめるべく、日暮里駅改札を出て東口を鶯谷方面へ5分も歩くとその店は確かにあった。しかも、私が店外の販売機で逡巡している間にも3人の男女が店内へ入っていく。人気店かと期待を膨らませて店内へ。
「角ふじ」は見てくれからすぐに、あーと合点がいった。モヤシの山が富士山のように美しい⁈勾配を描いていた。
まずはスープから。本家より少し甘めかも。例えるなら、醤油の九州風甘口と関東風辛口、そこまで差異はないか。二口、三口と食が進むたびに違いは小さいと思われるようになった。
更に調味皿の右隅にあった、ニンニクみじん切りたまり漬けをスープに入れて溶かしてみる。うーん、味噌味のような濃さがアクセントになる。こりゃあいい。
チャーシューはトロトロ。ボリュームもがっつりだった。あー、大盛りや野菜増しなどにしなくて良かった。
完食し、満足。こんな身近にこの店があるのは危険だ。つけ麺は無料で量も調整、締めのご飯とスープまでついてくるらしい。こりゃあ、次もくるしかないな。
◯麺屋 ふじ田
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