谷中ハチ助のブログ

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【ラジオNo.5】 山下達郎のサンデー・ソングブック

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ラジオ(といってもスマホのアプリ、radikoだが)からOnly With Youの一節が流れてると、夏の海辺にひとっ飛びしたような爽やかな心地がする。

 

よく喋る人だ。初めて聴いたときは面くらった。あまりにも、クリスマスイブの印象が強すぎて、きっと穏やかにゆったりとした話し方をする人なのだろうという勝手な想像があった。

 

全く持って正反対だ。止まらない。深く傾倒している音楽のことがメインだが、視聴者へのツッコミ、震災、映画と取り上げるのは音楽であり、歌を取り巻く環境一帯といったところだろう。

 

リクエストやお便りは今時珍しく、ハガキのみでメールを受け付けていない。レコード、オリジナル音源を愛する彼らしいといえばそうかもしれない。

 

番組構成は彼の原点である、1950年代、60年代のいわゆるオールディーズソングをリクエストとともに彼の一押し曲を、最高の選曲と最高の音質でお届けする、と断言している。時には、達郎さんがコレクションしている6万枚!を超える音源をスタジオに持参してかけてくれる。

 

私のようなジャパニーズポップスしか聴かない素人には、その価値は判りかねるが、中には相当レアなレコードなんかもあるらしい。

 

サンデー・ソングブックで私が最も好きなシーンは、不定期に企画される、妻・竹内まりやとの夫婦放談である。このときは、明らかに達郎さんの機嫌が良いのである。声は上擦っているし、弁舌も一層滑らか、音楽の同志、オシドリ夫婦ここにあり、という感じで、ものすごく好感がもてる。竹内さんの、たっつあん、という呼びかけからして、この夫婦押し付けが感じられない。

 

達郎さんのトークで、これまで最も記憶に残っている視聴者からの質問の回答がある。それは、たっつあんのライブに来た客に大声で歌って欲しくないというものだ。理由は、隣近所の客は、アーティストの歌を聴きにきたのであって、素人のそれを聴きにきたのではないというものだった。

 

これを聞いた私はこれまでの振る舞いに恥じ入った。そして、改めるよう心がけるようになった。

 

不幸にしていまだ達郎さんのライブに行ったことがらないが(彼は音にこだわっているせいか、ドームなどの大きな箱ではコンサートをしない。ゆえにプレミアムチケットとなる)、今年は少々遠くても必ずやライブに参戦して、思いっきり、最高の音を浴びまくりたい!

 

◯山下達郎 オフィシャルサイトhttps://www.tatsuro.co.jp/