【登山番外編】モンベルの地図読み講座

目からウロコ連発で、目が地に落ちそう。知的好奇心をくすぐられ、新鮮な驚きの連発。スポンジが水を吸うように、知らなかったことが知っていることに次々と変換されていく。ウンウンと頷き、身を乗り出して聴いた。

全くもってのど素人。改めて身につまされる。毎週のように山に登っておきながら、地図も読めぬのはマズイ。一念発起というほどでもないが、恥を忍んで参加した。

してみると、イベントホールには会社帰りと思しき、私と同年代を中心に30人前後。平日というのによくもまあ。挙手によれば、これから登山を趣味にしようという現実な社会人がチラホラ。

先生（一回り以上若い小柄なmont-bellの女性店員。彼女は父親の影響で始めたらしい。身近な人の存在は大きいですね。）が話す内容に釘づけ。等高線、三角点、谷、尾根、せき。近寄りがたかった地形図が馴染んでいく。

そういえば、まだほんの子どもだった頃、授業でもないのに、地図帳を広げ、行ったこともない地に思いを馳せた。あの頃の新鮮な気持ちを自分はまだ持っている。それに気づけただけでも儲けものだ。

これからの登山がますます愉しく、味わい深くなっていく予感に満ちた1時間だった。こんな講座を無料で開催するモンベルは太っ腹だ。次回のコンパスを使う講座にも注目だ。のめり込んでいくのがわかる！