【登山No.60①】奈良倉山、鶴寝山/山梨県大月市、小菅村
驚いたことがある。上野原駅から鶴峠への富士急バスでのことだ。
鶴峠は私が向かった大菩薩系と都民の森方面への分岐点にあたる。即ち、このバスはいわゆる登山客だらけの登山バスであった。
何を驚いたかというと、運転手さんのアナウンスだ。
「正面に見えますのは要害山です。前方に鉄塔の二本立っている山です。登られる方はあと2つ先の◯◯バス停でお降りください。」
「登山のお客様へ申し上げます。最近の断続的な雨により足元が滑りやすくなっております。滑落には十分にご注意ください。」
「後続の車に道を譲りますので、少々停止します」
客が聞けば「登り口は右手を回り込んでください」
うーん、すごい、すごいぞ運転手さん。これぞ登山バスの面目躍如!
鶴峠で降りた客が皆バスに手を振っていた。もちろん私も。
末永くご活躍を!
バス内の手書きの案内も微笑ましかった。