【登山】北岳② 日本2位の最高峰 登頂編
辛かった。しんどかった。でも行ってよかった。この苦しみを予め知らされていたら、アタックしなかったかもしれない。未知なる領域に踏み入れるのは、私にとっての冒険であり、心震える出来事だった。
富士山に次ぐ標高に立ち、眼下の雲に覆われた峰々を臨む。
登山2日目、標高3,000mは突風が吹き荒れていた。おそらく、秒速10mはあったことだろう。午前5時半、アタックを開始。靄に閉じ込められ、ガレ場を歩む。8月というのに、上下にレインウェア、上着にはさらにダウンジャケットで重ね着、さらにはネックウォーマーで耳と首を防寒してちょうどいいくらいだった。体感温度は零度近かったように思う。
こんな感じで荒れていた
肩の小屋から50分ほどで登頂したのが、上記のとおり。日常生活でのモヤモヤを吹き飛ばしたような爽快な心地が胸のうちを吹き抜けた。これだから登山は面白い。
難関がこの後に潜んででいるとも知らず、能天気だったことも告白しなければならない。