【登山No.47】新松田駅〜西丹沢ビジターセンター〜犬越路〜大室山 標高1,587m〜白石峠〜西丹沢ビジターセンター〜中川温泉ぶなの湯〜新松田駅前 餃子道場
初めて山中で鹿に出くわした。見つめ合うこと約20秒。ツノがない。メスだ。首に赤いポシェットのようなのを下げていた。発信機か何かかもしれない。スタコラサッサと行ってしまった。特に襲われるでもなく。後に、駆除していることを知る。増え過ぎたのか。人間の身勝手に付き合ってもらって済まない。
鹿だけじゃなかった。犬越路へのルート。昨秋、同じルートを反対に下ったから勘が働くはずと油断していた。ものの見事にルートを外れ10分のロス。こんなにきつかったっけというくらい息が上がってしまう。長丁場のルートで焦ってもいたのか、脈拍は150を超える。全くもう。
まだお腹が空いていなかったし、天気もよかったので、犬越路の避難小屋で、2度目のダウンを脱ぎ、頂きを目指す。鹿に遭遇してビビるが、緩くなった登りを泥縄式に登っていく。尾根伝いで景色は良いのだが、富士山は雲に隠れている。笹が覆ってきたと思いきや、残雪がチラリと見え始める。
あと少しあと少しだけと頑張ってきたが、限界を迎え、大室山頂き手前の肩でランチにする。登山開始から座らず3時間半頑張ったのでクタクタ。雪をザクザク踏んで、足場固め。ビジターセンターのボードに積雪が明記されていなくてよかった。知ってたら、アイゼンを置いてきたので、登頂を諦めたかもしれない。後にわかったが、積雪は15センチあった。
今日はコンビニでおにぎりを買わずに自家製で、塩昆布とゆかりと明太子を入れた豪華版を作った。コンビニほど添加物が入っていなくて良かった。次回はツナも入れてみよう。
大室山頂は雪だらけだった。ここはベンチも、眺望もなく、肩で食べて正解だった。
下り始めて雪が散らついてきた。木道は心浮き立つがすぐに終わってしまう。
加入道山を経て、白石峠。雪は少し強くなっている。下るにつれて、止むはずと祈るような気持ち。中村屋の抹茶羊羹を食すが、いつものチョコ仕様の抹茶羊羹の方がうまい。
白石峠からの道は荒れていた。沢伝いの道が崩壊して、石だらけの水なし沢を歩く。ロープ伝いの今日一番の難所も。大理石としても使用された石灰質の意思がゴロゴロしていた。
難関を乗り越え、約1時間雨に祟られながらもビジターセンターへ帰還。ストーブで冷えた体が温まった。ありがたい。
ぶなの湯でさらにあたたまり、餃子道場で餃子ならぬネギ炒めとビールで今日もお疲れ様でした。
◯活動時間:6時間33分(休憩28分含む)
◯歩行距離:14.4km