【登山】東京 ＪＲ武蔵五日市駅～浅間嶺 標高903ｍ～数馬分岐～数馬の湯

〇おすすめ度　★★★★

〇難易度　★

〇距離　12ｋｍ

〇山行　４時間40分（うち休憩50分）

〇行き交った人　60人（トレイルランはゼロ）

〇お店　武蔵五日駅、数馬の湯（食堂あり）

〇トイレ　武蔵五日駅、払沢の滝バス停、浅間台展望台にあり

　都心から二時間半、朝7時半に武蔵五日市線終点の武蔵五日駅に降り立ち、駅前のバス停に急ぐ。既に20人ほどの行列ができている。数馬行きのバスに乗り込むと、最後に空いていた人席に座れる。今日はツイてる。上々の滑り出し。

　払沢の滝入口でバスを降り、バス停脇でトイレを済ませ、左の細い車道に入る。歩いて10分の滝には寄らなかったが、大型バスも含め10台ほどの駐車が。どうやらいい時期に来たらしい。　

   登山道に入る前からシャガやレンギョウ、ヤマザクラが出迎えてくれる。歩くのには本当に良い季節だ。1時間弱で峠の茶屋「そば処　みちこ」へ到着。風車があって風情たっぷり。でも今日は休業らしい。ハイキングがてらここへ来るのもよいかもしれない。

　ここからは杉木立と新緑の柔らかな緑が続く気持ちの良い道が続く。急な上り下りはほとんどなく、穏やか。痛めた足指にも優しい。今日はリハビリの気持ちできたので、このコースを選んで正解だった。

　さらに一時間ほどで、今日の目的地浅間嶺展望台へ。西には富士山、北には先々週に上った御前山ら奥多摩の峰が広がって美しい。展望台は、10程のベンチと2つのテーブルがあり、広々としていて、心も晴れ晴れとした。いつものカップラーメンとお稲荷さん、おにぎりで昼食を摂る。夏の到来を告げる大きなアブが複数富んでおり、鬱陶しかったのがタマにキズだったが、こればかりは自然の摂理。仕方がない。隣のテーブルはチーズフォンデュを決行していた。やるな・・・

　展望台からの尾根歩きは雑木林の道はやや狭く、いきかうひととすれすれが何回かあったが、道自体は平坦で負荷が少ない。途中、ベンチもいくつか整備されていて、休憩にはもってこいでありがたかった。

　展望台から１時間ほどで数馬分岐に到着。風張峠へ続く道と分かれ、浅間尾根を目指す。道すがら、小さな祠がいくつもり、その昔交易に使われていたことを忍ばせる。

　40分ほどで浅間坂へ到着。新しめの民宿が蕎麦と日帰り入浴をやっている看板が出ていて、惹かれるがまた今度。

　

   さらに20分ほどで最終目的地の数馬の湯へ到着。5カ月ぶりの湯に、余り感慨は無かったが、とにかく温泉に浸かりたかった一念で歩いたので、ほっとす る。シリコンカバーで痛さ対策はとったが、結局足指は少し痛んだ。なんとか持ってくれた感じだ。温泉のお湯がじんわりと当たっていた気持ち良かった。しばらくは無理はできなさそうだ。美味しい蕎麦と名物のマイタケの天ぷらで一杯やり、満足。

　帰りのバスは3台に増発されて、乗れない心配はないので西東京バスさんのご尽力はありがたかったが、疲れた体に立ちっぱなしで1時間ちかく山道のバス乗り通しちょっと辛かった。

　道程に危ないところは全くなく本当に歩きやすく、駅からのバスの接続もよいので、家族連れにもお勧め。が、最近は人気が出過ぎている気がする。週末のバスは座れないことは覚悟せざるを得ないと思う。