谷中ハチ助のブログ

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【グルメNo.16】秀永のとりめし、ほんこん飯/高田馬場

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良かった。まだあった。学生時代を過ごした街を同窓会ぶりに目指す。私にとっての青春の味だ。こってり、ギトギト。ボリュームはやや少なめ。それが学生時代の印象だった。

 

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こちらがとりめし。銀杏がアクセントになっている。

 

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ほんこん飯は回鍋肉に目玉焼き

 

 

だが、今日改めて食してみて、それは一部誤りであったことを認識する。テイストはこってりギトギトに違いない。量は食べても食べても減らないのだ。おかしい、そんなはずはない。懐かしの味。うまいには、うまいのだが、口に運ぶべきスプーンのスピードが次第に遅くなる。このご時世、まさか量が増えるなんてことはあるまい。加齢により、自身のキャパシティが小さくなった他に理由はないのだ。

 

まずい(味はもちろんよし)ことに餃子まで注文してしまった。だがここで残しては、それこそもったいない。次に来店するのはいつになるかもしれぬ身、額に汗しながら、あの頃これじゃ足りんわと思っていた昔の自分に詫びを入れるがごとく、懸命に頬張り続け、ついには完食したのだ。

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あー、満腹である。よく見ると、レシートの裏に記載のあった西早稲田店の表記がなくなっている。閉店したのかもしれない。残念なことだ。

 

ふと気がつくと、脂ぎったオヤジ、細身の女学生、アンニュイなカップル、店内の誰しもがモリモリ中華にガッツリ、至福の時を過ごしていた。

 

ああ、私の青春時代は確かにここにあった。20年で街に居並ぶ店の姿は八割方変わってしまったが、ここは支持され続けている。秀永、ここにあり。また己の存在を確かめるべく、忘れた頃に腹を減らして必ずやってこよう。ありがとう、秀永。

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◯中華料理 秀永

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