【登山】JR奥多摩駅〜東日原〜鷹ノ巣山 標高1,728m〜六ツ石山〜水根〜もえぎの湯〜beer cafe vertre
奥多摩から約20分。満員の路線バスが乗客を吐き出した。一面の緑に山へ来たことを実感する。
巨大な稲村岩を正面に、いざ登山口へ。敵は静かにして我らを待っている。
日原川沿いをぐじゃぐじゃしながらも進む。昨日までの雨のせいか、足元はよろしくない。川からのマイナスイオンを浴びながら、慎重に進む。
川が途切れたかと思うとひたすら登りが続く。めっさ急ではないが、じわじわと膝と心臓にくる。なんとこの日は頂上も含め、ルート上にベンチがひとつもなかった!休むなということだろう。
1分間の心拍数が常時140を超え、さすがにこたえた。50分に1度小休止をとる。2度目は空腹感を覚え、スティック羊羹を食する。これが、よかった!ふだんはとんと羊羹なぞたべないが、甘みがじんわりと口にひろがり、どこからか元気が湧いてでる。
気分上々で最後の登りを制した。
鷹ノ巣山頂上はキャッチボールができそうなほど広々としていた。が、残念ながらガスが発生し、風がガスを押し切ったたまにしか、眺望はひらけなかった。いわんや、富士山は見えなかった。雨にたたられなかっただけでもよしとしなくては。
いつものカレーヌードルと握り飯、ドライフルーツで30分のランチタイムを終え、奥多摩駅方面へ。
降りは登り以上にジメッていた。カサが直径30センチはあろうキノコがチラホラ。食えない、持って帰れないのを分かっているのに見入ってしまう。
鷹ノ巣山頂から、休憩なしの1時間半で六ツ石山山頂へ。少し冷えるが、上に羽織るほどではない。ここでもガスが発生して展望は開けない。登山では初めてのシリアルのイチゴチョコで栄養補給。甘くておいしい。登山に限らず飽きやすい性格なので、なるべく多様な食糧を持ってくるようにしている。次は何がいいかな。
六ツ石山山頂からは標高差1,000mを1時間半で一気に下る。さすがに足にくる。山道はあと30分もないだろうけど、しんどいし、座る場所もないし、と逡巡しているときに、年配のご夫婦に梨を食べないかと声をかけられる。恐縮して辞退しようとするが、押し切られる。口にすると果汁が溢れてすごくうまい!ありがとう、おかあさん!聞けば、奥様がリードして、ご主人は無理くり毎回ついてきているとのこと。夫婦円満の秘訣はそうだよね!
ほどなくして、産土神社をよぎり、奥多摩湖へ。バスは超満員。連休の中日だから仕方がない。もえぎの湯も30分待ち。風呂上がりはいつものビアカフェでcremeとフィッシュ&チップスに加え、タコスチップスもオーダー。食べすぎだ。
○タイム7時間(休憩1時間を含む)
○山の距離 11.3キロ